杉戸卓球連盟
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杉戸卓球連盟について

杉戸卓球連盟会長 井川正孝(杉戸町体協だより第31号 平成28年1月発行)

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杉戸卓球連盟会長 井川正孝
 発足して四十年目となる杉戸卓球連盟ではアマチユアスポーツとしての卓球を健全に普及させ、健康の増進・維持と相互の親睦を深めることを目的に、連盟に賛同する諸団を連合し、社会に貢献する人材育成に取り組んでいます。現在十八歳から八十七歳の幅広い年齢層のメンバーが約百名在籍し、中央、西、泉の三地区で週に一度練習しています。また、通常のポールより少し大きいラージボールを使った練習も行っています。二○一五年度は杉戸町スポーツ大会に参加するほか、約十五の公式試合に出場し好成績を収めました。近年の国際試合での活躍により、連盟には新規の加入者が増え、連盟が指導をする中学校でも多くの入部希望がありました。
 一九五七年に初参加した世界選手権で四種目を制覇して以来、日本の卓球は世界を牽引しました。男子は佐藤博治、荻村伊知郎、田中利明、長谷川信彦、伊藤繁雄、河野満らの活躍で団体戦や個人戦の優勝に結びつき、女子は大川とみ、江口冨士枝、松崎キミ代、深津尚子、森沢幸子、小和田敏子らが日本の勝利に貢献しました。
 しかし、一九七一年の世界選手権で中国が優勝したあとは、小野誠治が一九七九年の大会で個人戦の優勝を果たしたものの、日本の成績は低迷し、中国が優勝を独占しています。二○○○年以降の若手選手の活躍による卓球ブームと、二○一二年のロンドン五輪で福原愛、石川佳純、平野早矢香が団体戦で日本女子チーム初の銀メダルを獲得したことにより、卓球はメディアに頻繁に取り上げられるようになり、その裾野を着実に広げていますが、日本は中国に勝てない状態が続いております。日本卓球恊会の選手育成プログラムや、試合動画の分析に基つく戦術などで、ここ十年間は世界ランキングを上げていますが、体格的に優位な欧米諸国に勝ち、選手層の厚い中国を超えるには今まで以上の戦略が必要です。二○二○年の東京オリンピックに向けて日本の特徴である総合力を発揮し、日本が再び「卓球王国」として世界を牽引する存在になるよう、日本卓球協会の戦略に期待するとともに、杉戸卓球連盟は卓球愛好者のさらなる拡大に向けて努力したいと思います。
作成日
2017/04/12 17:47
最終更新日
2017/04/12 17:47
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